地球温暖化、オゾン層破壊など、グローバルな環境汚染が進むなかで、快適で自然にやさしい社会システムの構築が、私たちの大きな課題となっています。
そのため、これまでの大量生産・大量消費・大量廃棄に代わって、新しい循環型社会が求められています。
黒保根エコプラントは、こうした時代のニーズに応えた、リサイクル＆エコロジー施設です。徹底した環境保全と地域との共存をはかりつつ、効率的なシステムで産業廃棄物の中間処理を行っています。
搬入された混合産業廃棄物は、廃プラスチック類、紙くず、木くず、繊維くず、ゴミくず、金属くず、ガラスくず及び陶磁器くず、がれき類(以上８種類)など品目によってコンテナに分別されます。
分別に関しては、機械的な処理に加え、より精密さが要求されるものについては、積極的に人間による処理を行い、柔軟で高精度の作業が行えるようになってます。

分別済みのコンテナは施設内の専用保管所で、品目ごとに管理され搬出を待ちます。
高精度の分類作業により、リサイクルのために最も適した資源に生まれ変わるのです。
当施設の特徴はこうした効率的で柔軟なシステムと同時に、徹底したエコロジー優先の立場を取っていることです。
搬入から分別、処理、保管まで一貫して建屋内で行われ、防塵・防音には最大限の配慮を行っています。防塵については、機械的な吸塵クリーナーをはじめ、保管所での飛散を防ぐ防風ネットを設置しています。
排水に関しては、オイル漏れを防ぐオイルトラップをめぐらしています。
また、施設内に降った雨水を貯留し、エコプラントの用水として利用する一方、万一の場合の当施設の火災事故、周辺地域への防火用水としても利用できるようにしています。
地球と地域のクリーン・エコロジーを創造する黒保根エコプラントは、これからの時代のリサイクル施設です。